なぜ独立してこの仕事を始めたかについて少しだけお話しさせてください。
このカーディテーリングというジャンル、コーティング業界はとても不透明です。
なぜなら資格等の公的な評価基準がありません。
それこそ今これを読んでくださっているあなたが事業立ち上げの手続きをすれば名目上はあなたもコーティングの【プロ】になれてしまいます。
資格が無い以上、何をもって【プロ】なのかわからない世界なのです。
もちろんそんな業種はいくらでもあります。
料理人だって全員が調理師免許がある訳ではありませんし、逆に資格があればそれが必ず判断基準になるとは言えません。ですが、基準があれば判断材料にはなります。
例えば家の設計を頼む時に同じ金額(あり得ないですが)で全員1級建築士の設計事務所と2級建築士しかいない設計事務所だったらどちらを選んだ方が良さそうかわかりますよね。
この業界にはそういった基準がありません。日本コーティング協会という団体があるのですが機械を使って磨きの数値化という新しい基準を示してくださっていますが資格には該当しません。
そうなるとどうしても出てくる謳い文句は
”磨きには自信があります”
”この道○年のベテランスタッフが!”
”施工台数〇〇台!”
などになってしまいます。ですが基準が無い以上お店や個人の主観になってしまいます。特に最後の施工台数については必ずしも多ければ良い訳ではないはずです。
コーティング屋さんを転々としている人もいるので一概には言えませんが外の世界、他のお店の事は知らない方が多いのではないでしょうか。
こんな事書かれたらどこのコーティング屋を選べば良いか迷ってこれを読まれた方は余計に迷ってしまいますね。
それとお客様にも現場で働くスタッフにとっても不公平な業界です。
専門店で言えば新車は割引、経年車は割増
これって当たり前だと思いますよね?
新車だから絶対キレイで傷なんてほとんど無いでしょ!・・そうでも無いです。展示前に磨きを入れるお店も多くなってきていますので3年落ちで買った中古車より傷が多い新車だって実際に存在します。
綺麗な新車並みの状態の中古車を割増で作業依頼するお客様にとっても、傷だらけの新車を割引で作業するスタッフにとっても不公平な職業だと思います。もっと自由にお客様がコーティングを選べたら良いのに・・。
私はお客様にも作業するスタッフ(私以外まだいませんが・・)にもできる限り公平なコーティング屋さんを作っていきたいという思いからこの事業を始めました。そしてお客様にディーラーなどの販売店のコーティング価格で専門店並みの品質をお届けしたい!
その思いが実現できる様に精進して参ります。少しでも共感してくださる方とお会い出来たら嬉しいです。
Car Detailing Miyabi代表 前原 雅
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